概要

ご挨拶

研究所「IRES²(アイリス)」の展開

次世代半導体・センサ科学研究所
所長 澤田和明

 本学は、前身の「エレクトロニクス先端融合研究所(EIIRIS)」を機能強化(改組)し、令和5年4月1日に「次世代半導体・センサ科学研究所(英名 Institute for Research on Next-generation Semiconductor and Sensing Science (IRES²))」を設立しました。これまでの研究活動をベースに、次世代半導体技術及びセンシング技術を基盤とした「エレクトロニクス革新技術」を、ロボティクス、情報通信、ライフサイエンス、農業工学、環境、防災及び次世代モビリティ等の先端的応用分野との融合研究を通じて、社会実装にまで展開するとともに、国内外の課題解決に貢献することを目的として活動しています。
 Society 5.0 社会を実現するためには、私たちが生活する“場”に、物理センサや化学センサなど、さまざまなセンサを配置することが必要不可欠です。しかし、多種多様なセンサを多数配置することは、消費電力やコストの観点から現実的ではありません。そこで、社会課題の解決を目指す研究者と協力し、今までにない革新的なセンシング技術を創出する必要があります。さらに、これらの技術を社会に実装するためには、研究者や技術者が開発した各種センサを実際の社会で実証するプロセスが重要になります。
 本研究所では基礎研究部門と社会実装部門からなる体制を取り、技術シーズの創出から製品実証を担務としています。また、半導体集積回路(LSI)を設計からプロセス、実装、評価に至るまで、一気通貫に作製できる研究開発環境を整備しており、本学学生はもとより、高専生から社会人まで高度な半導体人材の育成の場としても様々な教育プログラムを提供しています。多層的な連携・協業によるエコシステムを創り上げ、ベンチャー、スタートアップ企業や半導体を製品に適用する地域企業においてもIRES²を活用して頂くことで、新たな産業の創出や実践的人材の育成を我々は目指しています。

 

社会課題解決に向けた革新的センシング技術開発

 社会の「快適・最適」「安全・安心」「効率・能率」の飛躍的増進に向け、高精度かつ安定的にリアルデータを取得可能な超微小量センサや過酷環境用センサ、さらに生体内の現象を分析可能なイオンイメージセンサやバイオセンサなどの革新的センサの技術開発を行っています。これらの成果を社会実装部門とともに、ロボティクス、情報通信、ライフサイエンス、農業工学、環境、防災および次世代モビリティ等の先端的応用分野への実用化を推進しています。

 

 

IRES²紹介