エレクトロニクス先端融合研究所大島講師、情報・知能工学系岡田教授らの研究チームが「ヒューマンエージェントインタラクション(HAI)シンポジウム2021」において「Impressive Long-paper Award(優秀論文賞(ロング))」を受賞

 はじめは得意げに昔ばなしを語ろうとするも、ときどき大切な言葉をモノ忘れ…。〈Talking-Bones〉は、子どもたちにストーリーの一部を補ってもらいながらも、子どもたちの積極的な関わりを引きだして物語を一緒に語り聞かせてくれるソーシャルなロボットです。本論文では、図書館で実施したフィールドワークの質的分析についてその結果を示し、同学年の子どもや保育者とのどのような関係形成の媒介になるのかを考察しました。子ども同士の共同性や社会的なつながりを引きだす媒介物になる、達成感や満足度を得るなど、子どもの良好な心的状態(well-being)に寄与する可能性を示しました。
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本賞は、研究の新規性、影響力、論文完成度のいずれかの点に優れた論文(発表)に与えられたものです。

 

主催者:HAIシンポジウム2021運営委員会
受賞名:Impressive Long-paper Award(優秀論文賞(ロング))
論文名:ときどきモノ忘れする〈Talking-Bones〉は子どもたちのどのような関係形成の媒介になるのか?
     ~図書館でのフィールドワークに基づく質的心理学研究~
受賞日:2021年3月10日

受賞サイト:https://hai-conference.net/symp2021/awards.php

 

研究チームサイト:https://www.icd.cs.tut.ac.jp/
お知らせ  2021.03.17