高山教授ら研究グループによる研究課題「高精度フェノタイピングに基づくイチゴ培地レス栽培技術の確立」が2020年度 イノベーション創出強化研究推進事業　応用研究ステージに採択されました。

研究目的:
需要増大傾向･生産者半減状況の中、最新の IT 技術を活用した解析手法によって従来課題を解決し、省力･軽労化･省資源化につながるス
マートなイチゴ培地レス栽培技術の確立を目指しています。

研究期間：
2020年度～2022年度（３年間）

研究内容及び実施体制：
① 高精度フェノタイピングによる栽培管理最適化
　光合成計測チャンバ・画像計測（ロボット・スマートホン）技術を用いて植物の生育状態を診断し、環境制御の最適化を行う。
　（豊橋技術科学大学、大阪府立大学）
② 新品種イチゴ培地レス栽培実証
　｢恋みのり｣｢よつぼし｣等を培地レス栽培(NFT)と慣行法で並行栽培し､環境応答特性把握による､安定した培地レス栽培の検証と構築。
　（農研機構九州沖縄農業技術センター、長崎県農林技術開発センター、三重県農業研究所）
③ 低コスト培地レス栽培システムの開発
　水耕栽培のメリット(軽作業･生育促進)を活かしながら IT 化した低コスト､安定生産の培地レスイチゴ水耕栽培システムを開発｡
　（三進金属工業㈱、㈱Ｍ式水耕研究所）