農林水産省の委託プロジェクト研究(人工知能未来農業創造プロジェクト)の「AIを活用した栽培・労務管理の最適化技術の開発」(2017年度〜2021年度)では、愛媛大学を代表機関として8法人でコンソーシアムを構成し、太陽光植物工場への実装を前提とした多元的植物生体情報計測技術の開発と植物生体情報に基づいた環境制御・労務管理の最適化技術の開発を進めてきました。本セミナーでは、このプロジエクトのこれまでの研究開発成果(汎用化しつつあるAIの農業生産技術への応用のあり方)を報告するとともに、その後の社会実装の方向性について検討します。
日時 : 2021年1月26日(火)13:00~16:00
場所 : オンライン開催
資料代 : 1000円
募集人数:100名
(イベントは終了しました)
◆プログラム
第一部:”ai tomato(あいとまと)”の研究開発成果
13:00 開会の挨拶 有馬誠一(愛媛大学植物工場研究センター長、愛媛大学大学院農学研究科 教授)
13:05 「実装が進む高精度植物生体情報計測技術」高山弘太郎(豊橋技術科学大学EIRIS・愛媛大学大学院農学研究科 教授)
【光合成計測チャンバやつり下げ型植物生体画像情報計測ロボットの開発の経過と太陽光植物工場への導入・活用の状況について報告
するとともに、汎用的A1の実装例についてご紹介します。】
13:35 「あさい農園におけるスマート農業の取り組み」浅井雄一郎(株式会社浅井農園 代表取締役)
【あさい農園では、品種開発から生産、流通まで独自のバリューチェーンを構築しており、また生産性向上を目的とした光合成チャン
バーやクロロフィル計測等の見える化や収穫ロポットや自動搬送ロボットの開発などスマート化の取り組みについて
ご紹介します。】
14:10 「植物工場における労務の見える化」永野武史(凸版印刷株式会社 情報コミュニケーション事業本部 事業戦略本部 課長)
【植物工場の重要な課題である労務の最適化。そのためには、労務の見える化が必須です。太陽光植物工場における労務の見える化の
取り組み事例と最適化の適用状況についてご紹介します。】
14:40 「データ駆動型農業概論一AIを活用した栽培・労務管理のトライアルー」西原立(PwCあらた有限任警査法人 ディレクター)
【気温や湿度等の環境データ、光合成や画像処理による植物生育データ等、栽培現場で取得される多くのデータをどのように栽培管理
に活用していくのかについて、ポイントを整理し解説する。また、高精度植物生体情報に基づいた栽培管理の実践について
ご紹介します。】
第二部:”ai tomato(あいとまと)”の展開
15:15 パネルディスカッション【AIを活用した栽培・労務管理の是適化技術の開捌の成果の今後の社会実装の方向性にっいて検討します。】
座 長 (Organizer):北川寛人(PLANT DATA株式会社 代表取締役CEO)
パネラー(Panelists):浅井雄一郎(株式会社浅井農園)、永野武史(凸版印刷株式会社)、西原立(PwCあらた有限責任監査法人)
15:55 閉会