生体親和性に優れた診断・治療用 ソフトバイオマテリアルの設計と製品化
−中間水コンセプトによる分子設計-
病気の治療や超早期診断など、高齢社会におい てニーズの大きい医療・ヘルスケア技術や製品の 開発には、製品性能を決定付ける製品の表面を 形成する医療材料の機能の向上が欠かせません。 健康寿命を延伸するためには、血液などの生体 成分と医療材料の接触面(バイオ界面)で引き 起こされる現象を分子レベルで理解して制御する 技術が必要です。
本講演では、バイオ界面現象の最初のイベントで ある材料への水和現象に着目し、我々の身体を 構成する生体高分子と生体親和性に優れる合 成高分子の共通点である中間水を切り口とする 材料開発の根本原理と応用について紹介します。
講師:九州大学 先端物質科学研究所 ソフトマテリアル学際化学分野 田中 賢 教授
日時: 2017年12月25日(月) 14時40分〜
会場:VBL3F プロジェクト研究交流室
イベント 2017.12.25