豊橋技術科学大学 マテリアル先端リサーチインフラ事業(ARIM)

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文部科学省 マテリアル先端リサーチインフラ
革新的なエネルギー変換を可能とするマテリアル領域

 

お知らせ

・2025.12.9 課題受付を開始いたしました

 

About ARIM JAPAN

わが国のマテリアル革新力を一層強化するため、2021年度より文部科学省「マテリアル先端リサーチインフラ(ARIM)」事業が始まりました。本事業では、最先端装置の共用や専門技術者による支援に加え、装置利用を通じて創出されるマテリアルデータを収集しています。マテリアルデータとは、材料特性にとどまらず、加工特性なども含む幅広い情報であり、国としては2023年度より全国的な提供を開始し、データ駆動型研究開発を加速させています。

 ARIMには全国26機関が参画し、7つの重要技術領域ごとにハブ-アンド-スポーク体制を構築しています。センターハブは物質・材料研究機構(NIMS)が担い、本学は「革新的なエネルギー変換を可能とするマテリアル領域」(ハブ機関:東京大学、スポーク機関:広島大学・日本原子力研究開発機構)に、2025年7月よりスポーク機関として参画すると同時に、ARIM半導体基盤プラットフォーム(ARIM-SETI)回路試作機関となっています。
本学の次世代半導体・センサ科学研究所(IRES²:通称アイリス)は、次世代半導体やセンサ分野の研究開発を支えるため、シリコンや化合物半導体、様々な機能性材料など多様な材料に対応した半導体集積回路製造および微細加工設備を整備しています。不定形材料から4インチ基板までを対象とした前・後工程の製造装置や評価装置を一体的に備え、ナノ・マイクロ加工やデバイスの集積化に必要な基盤技術を提供しています。
 さらに、装置の操作や研究補助を担う専門技術人材に加え、データ利活用を推進する人材も配置し、大学内外の研究者や企業の皆様に対して、デバイス開発や評価を多様な形で支援しています。これにより、単なる設備共用にとどまらず、データを含めた新しい形の共用を実現し、半導体材料・デバイス開発に資する知見を広く社会に還元してまいります。