What's new

  • 2023/12/10: 及川さんの論文がeNeuroに掲載されました。電気生理実験でタングステン電極の位置マーキングを簡単高精細に行える技術です。 プレスリリース
  • 2023/04/06: 研究室に新たにB4小澤さん、B4長谷川さん、M1鳥居さんが参加しました。
  • 2022/11/01: 「視覚の事典」(朝倉書店)が出版されました。鯉田が日本視覚学会の編集担当として、また2.1神経系の機能局在について項目執筆しました。
  • 2022/12/10: 吉川さんの論文が生体医工学に掲載されました。輝度コントラスト感度は朝よりも夕方の方が良くなることを明らかにしました。 プレスリリース
  • 2022/04/06: 研究室に新たにB4牛濱さん、B4西島さんが参加しました。
  • 2022/02/17: D3の大原君の論文がFrontiers in Psychologyに掲載されました。透明物体の形知覚の研究です。
  • 2022/01/24: D3の兼松さんの論文がFrontiers in Psychologyに掲載されました。色誘導錯視の研究です。
  • 2021/11/27: ギカダイのラジオでトークしました。「虹の色にピンクは無い」 YouTube
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ごあいさつ

光と色の視覚神経科学研究室へようこそ

鯉田孝和

2022年度は東京高専との共同研究の論文が出ました。豊橋技科大は歴史的に高専との結びつきが強く、学部学生の8割が高専編入という特徴があります。さらに技科大と高専との共同研究を推奨するグラントもあり、その支援を受けての共同研究でした。研究内容は視覚の感度は一日の時間帯でいつ良いのか?という概日リズムに関わるものです。これまで取り組んでこなかった分野だけに、大変刺激的な研究となりました。まずは一報ですが、近日中により面白い結果の二報めを報告できる予定です。

学外の仕事としては、視覚科学フォーラムの運営を任されて2年目、研究会を開催するためのハイブリット会議のノウハウもたまってきました。オンラインを含めて150人程度の規模の研究会であれば予算僅少でも開催できる自信もついてきました。結局のところ会の成功に重要なのは招待講演や企画であって、そのための人選が何より大切です。それを一人で運営することはとても無理で、視覚科学フォーラムの実行委員の方々のアイディアに助けられています。今後も有意義な会を続けていきたいと考えています。

私の関心は視覚の科学的解明ですが、工学部としては社会貢献や企業との連携も重要です。年に1回「視覚との画像の基礎講座」という学会企画で講師を務めさせていただいています。聴講者は企業の方が多く、大学や学会とは違う雰囲気で刺激を受けています。基礎研究と企業を繋ぐのは大学の使命でもあり、そのためには様々な人たちとの交流が重要です。今年度も基礎講座、市民講習会などを計画しています。

以上のように研究、社会貢献、教育をバランスよく配分して研究室運営を、そして大学や視覚科学領域を引き続き盛り上げていきたい所存です。

過去のごあいさつ